NHKで放送されている「デザインあ」の展示会いってきました。
「デザインあ」は、身近にあるものを「デザイン」の視点から映像と音楽で表現し、
こどもたちに「デザインの面白さ」を伝え「デザイン的な視点と感性」を育む番組です。
この「デザインあ」に有名なデザイナーの佐藤卓さんが関わっています。
私は番組をよく知りませんでしたが、佐藤卓さんというデザイナーのファンでしたので興味をもったのが展示会にいくきっかけになりました。
そんなわけで、一デザイナーとしてデザイナー視点でデザインあ展の感想をお伝えします。(自分でハードルをあげてしまった気がする)
最初に迎えてくれる入り口のデザインあ展の文字
観察のへや
デザインあ展は「観察のへや」「体感のへや」「概念のへや」にわかれています。
1つめの部屋は観察のへや。
身の回りにあるものをいろんな角度から「観察」することができます。
たまごの変身
卵ひとつでも、観察するとこんなに違う。
シンプルに焼いたり、ゆでたり、ゆでてつぶしたり、焼きながら混ぜたり。
一つ一つの過程をこんなにじっくり観たことありますか?
当たり前のことをじっくり観察すると、こんなに面白い。
マークだけの群れ
身近にあるいろんなものに描かれているマークだけに注目
このマークをみるだけで、その材質が一目でわかったり、注意しなきゃいけないことがわかったりします。
マーク一つ、一体どれだけ考えられて作られたんでしょう。
マークをつくる
実際にいろんな図形を組み合わせて自分でマークを作ってみます。
皆おもいおもいのマークを作ってみて楽しそうです。
なかみのかたち
容器に入っている「なかみ」のかたちも想像してみよう!という展示物。
見たことのない視点からみるものって身近なものなのに面白くなりますね。
牛乳のやつがすき。
器のモンタージュ
いろんな身近なものが分解され、自分で組み合わせることができる展示。
「こんなむちゃくちゃなもんあるか!」みたいなものを作って遊んで、私がみたときは子供たちより大人が一生懸命遊んでいた印象があります。笑
かんばん「あ」
私が一番興味をもったのはこの展示。
様々な看板からフォントの特徴をとりだして作った「あ」
ロゴデザインに活かせそうです。一つ一つの「あ」がこの看板の文字の一部を切り取って作られています。
それぞれの「あ」ができていく様子が映像で観れるのですが、その映像はずっとみていられます。
これはぜひ、展示会に行ってみてみてください。
全国苗字かずくらべ
人口が多い分だけ大きく表示される苗字。
鈴木・佐藤はやはり強いですね。あ、ちなみに私の出身である沖縄で一番多いのは金城です。(どうでもいいですか、そうですか)
けっこうマイナーな苗字でも小さく表示されててすごい。
シンプルな展示だけど、この大きさなども計算されているのかと考えるとちょっと気が遠くなりました。
体感のへや
そして次の部屋の体感のへや。
360度のスクリーンにうつしだされる番組のオリジナルソングや、映像が体感できます。
真っ暗な部屋で音と映像だけを感じます。
※動画なので音量注意です。
中でも楽しいのは番組でも人気のある「解散!」の映像。
残念ながら映像はとっていませんが、これもぜひ足を運んでみていただきたいです。
概念のへや
次に概念のへやでは、「くうかん」「じかん」「しくみ」の3つのテーマで構成されています。
体験型作品やデザインあ展ならではの展示が準備されています。
歯車になってみる
自分が歯車になってしくみの一部になって遊ぶことができます。
歯車が子供仕様だからか、だいぶ歯車の位置が低くて、一緒にいったおっさん(旦那)が歯車の一部になるとひじょうに滑稽でした。
「ちょっと回ってみろよ」と言われて歯車となってまわるおっさん
今回のせた写真はほんの一部でして、かなり展示物が多くて全てを見るのに2時間以上はかかりました。
あまりに多くて最後の概念のへやは紹介がちょっとおざなりになっているきがします。正直すまんかった。
とにかく大人も子供もものすごく楽しめる、「デザインあ展」
夏休みの思い出にするのもよいですし、クリエイティブ業界の方にはデザインの勉強になりますよ!オススメ!
ぜひいちど足を運んでみてください!
企画展:デザインあ展 in TOKYO
期間:2018年7月19日(木)〜10月18日(木)
会場:日本科学未来館 1F企画展示ゾーン
開館時間:10:00〜17:00
入場料:大人(19歳以上)1,600円
中人(小学生〜18歳以下)1,000円
小人(3歳〜小学生未満)500円
2歳以下無料
※写真は館内撮影OK、NHKプロモーション部にも確認し掲載しております。
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